「24万ベクレルの黒い粉」などと、5月17日の東京新聞や「週刊スパ」などで、江戸川区内平井3丁目と報じられた問題で、早速地元を調査し、その場所を特定しました。
報道によれば、江東区在住の「子どもを守る会」などの方々の調査によって、放射性セシウムなどを吸収した黒い粉、いわゆる「らん藻」というコケや藻のような黒い粉がふきたまっているところが報道によって明らかにされました。
早速区民オンブズマンの方の協力も得て、付近の空間放射線量などの測定を行いましたが、地上5センチで1.19μシーベルトなど高い測定結果でした。
すぐ近くには、児童遊園や保育園などもあり、子どもたちがたくさん遊んでいました。区内の公園を管理している環境財団にさっそく連絡、対処を求めましたが、報道のことはまだ知らないようでした。
子どもを遊ばせていたお母さんたちには、あまり不安を与えないようにとも思いましたが、質問されてきたので、新聞の報道のことなど、かいつまんで説明し、子どもを近づかせないよう話しました。
先日報告したように、篠崎公園の土壌などからも高い放射線量の測定結果が明らかになっており、「死の灰」放射能による「異質の危険」とも言える事態が連鎖のように次々と明らかになってくるというのが、この問題の特徴のようです。
問題の場所はやや傾斜になっている広い広場の片隅で、雨水などふきたまっていたともみられるところですが、特別な場所ではなくどこにでもあるとみられます。何よりも子どもたちの安全のために、しっかり調査し、直ちに対処する。怖さを知る大人の責任です。
5月17日スーパー堤防第3回公判が開かれました。画像は裁判の後、弁護士会館での報告集会。本裁判はこれまでの2回と同様、今回も東京地裁としては最大の103号法廷で行われました。
今回は抽選こそなかったものの、100名近い傍聴席はほぼ満席になりました。事実上「スーパー堤防」の是非を争う行政訴訟としての関心の高さと、住民運動のとりくみの熱意による多数の傍聴者の参加は、これまでの型通りの裁判の慣例を覆す異例の展開を見せています。
通常、書面でのやり取りだけで済ませていた「口頭弁論」を、傍聴者にもわかるように、原告被告双方から発言させるなど、社会一般では当たり前のことが、司法の場という特殊な場面での、専門家同士のやり取りで済ませてきた事を改善させてきた、というのは前回第2回公判後の報告。
それにしても、生の裁判の傍聴は、初めての体験でしたが、一般の傍聴者など国民にいかに不親切かと思いました。あとの報告集会でも意見が出ていましたが、裁判官と原告・被告双方の弁護士とやり取りをしているのですが、声が小さいうえに早口で言っていることがよく聞き取れません。
「国民に開かれた司法」が叫ばれ、裁判員裁判などが注目されている割には、マイクを通して傍聴者にもわかるように話すなどの初歩的な努力が欠けていると思いました。
裁判の方は、これまでの公判で、スーパー堤防と区画整理事業を形式的に切り離し、区画整理事業に違法性はないという被告の区側に対し、原告住民側が、いかに一体の事業として区が進めてきたかを明らかにしてきました。
今回の公判では、被告側も「(区画整理とスーパー堤防との)共同事業は否定できない」と、述べざるを得ませんでした。共同事業としての事実関係に争いがないことをふまえ、裁判長は、次回までに①都市計画決定、②事業計画決定、③スーパー堤防との共同事業の3点の違法性について、明らかにするよう原告側に求めました。
次回公判は、2ヶ月後の7月19日。その後、被告区側からの反論があり、スーパー堤防の違法性などをめぐる専門家や住民などの証人尋問は年をこすのではないかという見通しでした。
区議会は、5月23日に臨時議会が開かれ、所属の委員会や役職の任期が交代となります。いわゆる組織議会ともいわれています。
かつては、第一会派の自民党内の議長選びが難航し、徹夜議会につきあわされたこともありましたが、最近は2年交代の「ルール化」が定着したようで、そのような無意味な苦痛はなくなりました。
ところで、昨年の改選から1年立ったわけですが、この間議員の離合集散もめまぐるしいものがありました。
まず昨年、「区議会自民党」から須賀清次議員が離脱し、一人会派「自民党日本」を立ち上げました。そして、今年4月には、「民主・ネット・えどがわ」から滝沢泰子議員が離脱、「えどがわ区民ひろば」に。
さらに、臨時議会直前に、「一人の会」田中健議員が「みんなの党」に加入、合同会派を組むという報告がありました。このことにより、4人以上の交渉会派(本会議での代表質問・一般質問などのの権利をもつ)は、日本共産党、民主・ネット、「みんなの党・一人の会」と、自民・公明の5会派となりました。
離脱にも加入にも、それぞれの理由や言い分は当然あることとは思います。政治家個人としての信念とポリシーによる重い決断だとも思います。しかし、よく言われることではありますが、選挙で選んだ有権者の思いはどうなるのか。
改選初年度のこの1年は、予算・決算特別委員会への一人会派の参加や定数増をはじめ、議会改革に重要な前進がありました。今後はこの委員会のインターネット中継の実施など、より区民に開かれた議会への改革が課題です。
議会の改革も一歩一歩だと思います。より開かれた、区民が主人公といえるにふさわしい議会・区政に、一歩一歩の歩みが続きます。